二戸市議会 > 2018-06-18 >
06月18日-議案質疑-04号

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  1. 二戸市議会 2018-06-18
    06月18日-議案質疑-04号


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    平成30年  6月 定例会(第2回)1 議事日程(第7日目)  (平成30年第2回二戸市議会定例会)平成30年 6月18日午前10時00分 開議  日程第 1 議案第 1号 専決処分の承認を求めることについて                二戸市税条例の一部を改正する条例  日程第 2 議案第 2号 専決処分の承認を求めることについて                平成29年度二戸市一般会計補正予算(第9号)  日程第 3 議案第 3号 二戸市九戸城跡整備振興基金条例  日程第 4 議案第 4号 二戸市税条例等の一部を改正する条例  日程第 5 議案第 5号 二戸市都市公園条例の一部を改正する条例  日程第 6 議案第 6号 財産(車両)の取得について  日程第 7 議案第 7号 権利を放棄することについて  日程第 8 議案第 8号 平成30年度二戸市一般会計補正予算(第1号)  日程第 9 議案第 9号 平成30年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算               (第1号)  日程第10 議案第10号 平成30年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正               予算(第1号)  日程第11 報告第 1号 二戸市ふるさと振興株式会社の経営状況について  日程第12 報告第 2号 二戸市一般会計繰越明許費の報告について  日程第13 報告第 3号 二戸市下水道事業特別会計繰越明許費の報告につい               て  日程第14 報告第 4号 二戸市土地区画整理事業特別会計繰越明許費の報告               について  日程第15 報告第 5号 二戸市水道事業会計予算繰越の報告について  日程第16 報告第 6号 二戸市水道事業会計継続費の報告について2 出席議員は次のとおりである。(18名)   1番  駒 木   昇      2番  清 水 正 敏   3番  内 沢 真 申      4番  米 田   誠   5番  三 浦 利 章      6番  田 口 一 男   7番  菅 原 恒 雄      8番  田 村 隆 博   9番  國 分 敏 彦     10番  小笠原 清 晃  11番  新 畑 鉄 男     12番  畠 中 泰 子  13番  田 中 勝 二     14番  田 代 博 之  15番  岩 崎 敬 郎     16番  田 口   一  17番  及 川 正 信     18番  鈴 木 忠 幸3 欠席議員は次のとおりである。(0名)  な し4 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市    長   藤 原   淳   副  市  長   大 沢   治  総務政策部長   田中舘 淳 一   市民生活部長   石 村 一 洋  健康福祉部長   小 野 一 浩   産業振興部長   陳 場 範 雄  建設整備部長   久 慈 清 隆   浄法寺総合支所長 山 本   進  併任水道事業所長  総務政策部副部長 小 野 昭 徳   総務政策部副部長 佐 藤 春 彦  市民生活部副部長 髙 瀬 政 広   健康福祉部副部長 平   千 秋  産業振興部副部長 泉 山 茂利樹   建設整備部副部長 小 舘 貞 喜 浄法寺総合支所次長 姉 帯 敏 美 総務課長併任選挙管理 千 葉   守                    委員会事務局書記長  教  育  長   鳩 岡 矩 雄   教 育 部 長   玉 懸 邦 将  教育部副部長   澤 田 善 治   会 計 管理者   田 中 博 文  代表監査委員   切 金   精   監査委員事務局長 欠 端 秀 治 農業委員会事務局長 泉 山 和 徳   水道事業所次長  成 田 良 治5 職務のため議場に出席した者の職氏名  議会事務局長   米 澤 幸 彦   議会事務局副局長 上屋敷   司  議会事務局主事  菅 原 剛 史~~~~~~~~~○~~~~~~~~~開議 午前10時00分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~ ○議長(菅原恒雄)  ただいまの出席議員は17人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 資料要求に対する資料が配付になっておりますが、資料説明は関係する議案ごとに行いたいと思いますので、ご了承願います。 日程第1、議案第1号、専決処分の承認を求めることについて、二戸市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 資料の説明を願います。 石村市民生活部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  おはようございます。それでは、資料の1ページをお願いいたします。 議案第1号関係、条例改正に係る影響額、そのうち132条の国保税の基礎課税分の限度額の引き上げ及び150条、これは国保税の軽減判定基準額引き上げによる影響額でございます。 表をごらんいただきたいと思います。第132条の基礎課税額限度額引き上げにつきましては、10世帯が増加し、税額は40万円の増加、第150条の軽減判定基準額引き上げのうち、5割軽減につきましては9人、6世帯が増加し、税額は21万円の減少、2割軽減につきましては23人、12世帯増加いたしまして、税額につきましては22万円の減少となるものでございまして、限度額の引き上げに伴います増加分、軽減判定基準引き上げに伴う減少分を合わせた全体では3万円の減少となるものでございます。 なお、この試算につきましては、各数値につきましては、平成29年度当初の課税データをもとに平成29年度の税率により試算をしたものでございまして、さきの議会で改正いたしました税率による試算ではございません。 以上で説明を終わります。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  基礎課税額の関係では10世帯とあります。そうしますと、超過世帯と言われる世帯は二戸市国保においては10世帯のみというふうに受けとめればよろしいのでしょうか。以前であれば、人数では100人以上の方がいらしたような記憶があるのですが、その点を確認したいと思います。 また、この基礎課税額、限度額に達する世帯はさまざま、世帯によっては家族構成、所得の組み合わせでありますので、さまざまだと思うのですが、例えばどのような所得あるいは家族構成等であれば超過となると思えばよろしいでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  石村市民生活部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  まず、前段の10世帯だけかというふうな部分ですけれども、先ほど説明の際に申し上げましたように、10世帯が増加するということでございますので、全体の数値ではございません。あくまでも29年度の税率によって試算をした結果、増加する世帯でございます。 どのような世帯が超過するのかということですが、単純にこれは29年の課税データをもとに29年度の税率で試算をした結果でございまして、当然ながら30年度の税率につきましては、所得割、資産割を引き下げ、基礎課税分につきましては平等割、均等割等も額に変更がございますので、今どのような形で何世帯が超過するかということについてはちょっと把握できないというか、当初課税が終わってからの話になると思います。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  いずれ増加する基礎課税額の部分につきましては増加する世帯、また2割、5割軽減については対象拡大になる、あくまでも今回の影響の部分のようでございますので、そうしますとそれぞれ超過世帯は二戸市全体では、あるいは5割軽減、2割軽減では全体的にはどのくらいになるものでしょうか。 その軽減という部分は、私は歓迎したいと思うわけですが、7割もありますので、5割、2割、7割の部分でいずれ軽減世帯は過半数を超えていたかと思うのですけれども、これは何%ぐらいに軽減世帯が拡大されるという見込みでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  石村部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  当初課税が終わっていない段階ですので、何割ということにつきましてははっきり申し上げることができないと思います。ただ、28年度の決算なりというふうなことから見ますと、7割、5割、2割の軽減を受けている世帯数の割合につきましては6割を超えているというふうな状況です。ですので、所得の状況、あるいは被保数の状況がそれほど変わらないのであれば、同程度の割合で軽減を受けられる世帯があるというふうなことは考えられると思います。ただ、いずれにしろ30年は大きく税率が変わりましたので、それを見てからというふうなことになると思います。〔畠中泰子議員超過世帯は何世帯ぐらいですか」と呼ぶ〕 ○議長(菅原恒雄)  石村部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  超過世帯につきましても資産割をかなり下げておりますので、資産割の部分で超過しているというふうな方たちは、超過をしないというふうな形になってくると思います。ですので、そこの部分を反映して何世帯かと言われても、今はちょっとお答えできかねるというのが実情でございます。 ○議長(菅原恒雄)  ほかに。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第2、議案第2号、専決処分の承認を求めることについて、平成29年度二戸市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 資料の説明を願います。 最初に、小野健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  子ども・子育て支援整備交付金関係、確定の事業費、財源内訳です。 左から事業名、確定事業費、財源内訳、国県支出金、地方債、一般財源の順で記載しております。単位は1,000円です。左から順に読み上げます。中央児童クラブ施設整備事業2億3,312万7,000円、8,917万6,000円、1億3,670万円、725万1,000円、病児保育施設整備事業1億1,629万3,000円、2,327万8,000円、8,830万円、471万5,000円。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  3ページをお願いいたします。一般会計の補正予算に係る専決処分ということで、ふるさと納税の状況、それから各基金残高についての資料要求でございます。 1のふるさと納税の到達ということでございますが、区分、件数、金額ということで、総務費2,090件、3,662万円の金額となっております。以下、記載のとおりでございまして、合計4,431件、8,470万6,000円の納税額となります。 2の最低、最高ですが、最低は1万円、最高は100万円の寄附となっておりますけれども、これは8件を一度に寄附したというような形で、合計100万円となっているものでございます。 3の10万円以上・30万円以上・50万円以上・100万円以上ということで、各区分ごとでございますけれども、10万円以上30万円未満は136件、以下記載のとおり100万円以上は先ほどの最高額1件ということになります。 4ページをお願いいたします。4の返礼品に係わる総経費と割合でございます。返礼品については2,397万2,000円、寄附総額に対する割合ということで28.3%、これは30%以下に抑えております。諸経費につきましては1,181万1,000円、13.9%、合計で3,578万3,000円、42.2%となります。 5番の返礼品の発注先の地元業者の状況、数でございますが、寄附者の選択によりまして、ふるさと振興(株)を初めとした6事業者に対しまして、食料品、飲料品、漆器などを発注しております。 6の各基金残高でございます。地域づくり人づくり基金7億2,421万9,000円、以下記載のとおりでございます。 財政調整基金残高につきましては、22億7,753万1,000円となっております。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  5ページをお願いいたします。小・中学校管理費・工事の内容と額であります。 初めに、小学校でありますが、工事の内容、金額ごとに、単位を1,000円として表にまとめさせていただきました。中央小学校外構工事、金額は1,490万4,000円ほか、記載のとおり計4件が小学校の部分であります。 続いて、中学校ですが、同様の表でございます。工事の内容から、金田一中学校消防設備改修工事、金額は1,112万3,000円、以下4件、計5件となっております。 以上であります。
    ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  ふるさと納税の関係でお尋ねをしたいと思います。 ふるさと納税の返礼品については、29年度、さまざま各地でもふるさとへの思いの示し方の関係では議論があったところでございます。二戸市でも、返礼品にかかわる総額の割合が3割を超えていた部分がございまして、その後見直しをしたわけでございますけれども、諸経費も合わせますと42.2%ということで、半分にはなっておりませんけれども、やはり返礼品にかかわる経費が高いなという感じを受けるわけですけれども、二戸市として、この返礼品については喜ばれているものとはいえ、割合を低くしていくというような今後についてのお考えはないのでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  諸経費についてを少なくしていくというのは、基本的にはそうしたいわけでございますけれども、膨大な量をさばいていかなければならないというようなことで、そういった諸経費がかかってきます。 それから、もう一つは、送料につきましても増額というか、かなり高くなってきておりますので、そういったものがあって、気持ちとしてはそういうふうにしたいわけですけれども、少ない職員の中でそれをさばいていくというようなことで非常に苦慮しておりますけれども、我々としては少なく抑えて、この中でやっていると思います。 全国的に見ると、返礼品だけでかなり超えている部分とか、それから諸経費についてもかなりの部分を負担しているところもございますので、我々としては最小限というような形で抑えているものと認識しております。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  この中で、例えば二戸市に一度ふるさと納税をして、そのために二戸市とつながりを持った、親近感を持ったということで二戸市を訪れた方とか、ふるさと納税がきっかけとなって、二戸市とさまざまな関係、良好な関係を持っているような方々があるのかどうか。また、他の自治体ではまさに返礼品競争になって、獲得何億円みたいなことの競争が弊害となってきた部分があったのですが、そういう返礼品の額ではなく、二戸市は市長のお礼のメッセージとか、本当にふるさとを感じていただけるような、愛していただけるような、そういう取り組みもされていたかと思うのですけれども、そういった形で本当に二戸市を応援していただく関係づくりといいますか、そのあたりがどの程度構築されているのか。やはり本来はそういう方向でいかなければならないのかなというふうに思うのですけれども、ふるさと納税のその後の納税者の方々とのつながりなどについてはどうなっているかお尋ねしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  ふるさと納税を利用してファンづくりという部分については、確かにそのとおりだというふうには思っております。ただし、市税、税金が安くなるという部分で、商品を取得したいというふうな、一方ではそういうふうな考え方がございまして、なかなか高額所得者がいろんな市町村の商品をもらいに行っているというような傾向もございます。 ただ、我々としては、二戸市としては市長のメッセージを送ったり、やりとりをできるものはしておりますけれども、浄法寺漆、漆器なんかは、やはり取り上げられるとそちらに集中してきたり、そういったことがございます。競争という考え方ではなくて、二戸市のファンを多く獲得して、そしてつながりを持っていきたいというふうに思っておりますけれども、具体的なやりとりというところまではなかなか認識していないというのが現実でございます。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  例えばその返礼品の中に、市長のメッセージのほかに、どういった方々か年代層がわからない部分もあるのですけれども、二戸市では空き家対策といいますか、二戸市に定住をされる方々にはリフォーム助成をしていますとか、二戸市の子育て支援策とか、二戸市の魅力をお知らせするような、そういうものを一緒に入れているのかどうか、返礼品と市長のお礼のメッセージだけなのか。せっかく二戸市に関心を持って、寄附してくださる方々のそういう働きかけといいますか、こちらはふるさと納税をタイミングとして二戸市をアピールすると。ぜひ二戸市というような、そういう宣伝物等々を入れているのかどうかも確認、お聞きしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  先ほどは、諸経費を少なくしてくださいというお話がありましたけれども、一方でいっぱい入れてファンを獲得してくれと。今膨大な数が、商品の数をふやして、そして額を少なくしてくださいというようなことがあって、これは件数がかなりふえています。かなりふえているものの対応というのが非常に厳しい部分もあります。一生懸命今それに対応しております。そこにパンフレットを入れたりメッセージというような部分では、努力はしておりますけれども、充実したものということはなかなか難しいので、ホームページを利用したり、ふるさとチョイスの中にそういった二戸市をPRするような形をつくって、それを見てもらって、そして多くの方にファンになっていただきたいというふうな努力をしているというようなことですので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  このふるさと納税は、本来税のあり方からすれば問題、私は前から言ってありますが、まずこの資料を見てわかるように、件数にして170件近いという件数。二戸の外にお住まいの方170人というのは、私はやっぱりそれなりに大きい数ではないかというふうに……これは何だ、10万円以上30万円。〔畠中泰子議員「全体が4,431件」と呼ぶ〕 ◆17番(及川正信)  下段の表のほうで今数字を言っているのですが、その上のほうは4,431件、これはまたかなり大きい。 市長、どうでしょう。考え方、心持ちというか、そういうふうなのは、度合いは違うにしても二戸に対して思いがあるからだというふうに、善意に私は捉えたいわけですが、こういうふうな方との税の関係だけではなくて、何か二戸に来てみたい、外の方から言えば行ってみたいですか、そういうふうにこの返礼品、あるいは市長の礼状、感謝状、それに二戸の案内等はどういうふうになっているか。私は、やっぱりそういう気持ちのある皆さんには二戸にも来ていただく、あるいはここを通ったときはちょっとおりていただける、そういう関係を将来的に、時間がかかるでしょうが、つくっていくと、交流人口増に可能性のある人たちだと私は見る。一般的な大衆ではなくて、二戸に一定額を寄附したのだという方ですから、それは心の中にはいい返礼品を欲しいなという、そういう気持ちも入っていると思いますけれども、それをこっちの二戸の側から変えていく、変えてもらえるようにしていく、何かのつながりがもう少し、寄附の金だけではなくて心の問題、あるいは思いの問題として、これがつながりを持てるような方向を、これは全国的な課題だと思うのだけれども、二戸としてそれはやっていくべきではないかと、私は効果があると思います。そういう考えについて、一応市長の考えを聞いておきたい。 ○議長(菅原恒雄)  藤原市長。 ◎市長(藤原淳)  せっかく二戸のほうに4,400件近く、四千四百幾らの方々がふるさと納税をしてくれたと。これをどういうふうに分析すればいいのかあれなのですけれども、二戸出身の方が向こうのほうに行って、ふるさとのことを思ってやってくれる。また、娘さんとか子供さんが、例えば協力隊でこちらに来ていて、お母さんとか何かがやっていますよというふうなこともお聞きしています。家族がやるようになりましたというふうな協力隊の方のお話もお聞きいたしますし、また漆とかさまざまの分なんかで、二戸というのは日本一の漆の生産地だと、そこでとれる漆器とか何かについて欲しいというふうな方も、いろいろ四千幾らの中にはあると思います。 ただ、こういう機会を利用しながら、例えば返礼品にしてみても、心のこもったような二戸らしさが出ているというふうなことは今感じているところであります。畜産にしてみても、漆にしてみても、フルーツ等にしてみても。だから、そういうのをきっかけとしながらここに来ていただくと。何でここのところがいいかということになりますと、交通の便が恵まれているというふうなこと等も生かしながら、その辺のところもPRしていければ、それが一つのきっかけとなって、ここに来ていただければ交流が生まれるというふうには考えているところであります。 また、何と何と何を入れて送ってやればいいのかというのはまだちょっとそこまであれなのですけれども、最低は私のメッセージと、それから二戸市というのは、交通の便というのはこういうふうな交通の便がありますよと。また、ここの中には例えば九戸城とか天台寺とか何かがありますよというふうな、余りべらべらと厚いのを入れてやっても、結局見なくて無駄になると思うので、その辺のところは最低ほかの人から見て、ここのところをPRしていくというのは何なのかというふうなことも考えながらこれからやっていきたいと思っています。 ○議長(菅原恒雄)  ほかにないですか。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第3、議案第3号、二戸市九戸城跡整備振興基金条例を議題といたします。 資料の説明を願います。 玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  6ページをお願いいたします。議案第3号関係であります。 基金の積み立て目標額九戸城跡整備の今後の見通しについてであります。1といたしまして、基金の積立目標額でありますが、基金の積立目標額につきましては特に定めておりません。 2の九戸城跡整備の今後の見通しでありますが、平成29年度史跡九戸城跡の第2次整備基本計画を策定したところであります。この基本計画に沿いまして基本設計を策定し、発掘調査を行い、実施設計を策定の後、現状変更許可、国庫補助の承認を頂戴しながら事業の着手に努めてまいるという予定であります。 以上であります。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  今後の九戸城整備の見通しというところでは、基本設計の策定、実施設計策定というふうなものがございますけれども、いつごろまでに、また私たち議会はいつごろにはおおよそ今後の見通し等がわかるものでしょうか。 いずれ今スタンプラリー等も始まって、市民も、また外からの方々も見えていらっしゃるし、公園が今きれいになっていますので、ウオーキング等で市民の方が歩くなど、本当に親しまれる九戸城になりつつありますので、そういったものについては、さまざまな市民の声だったり、外からいらした方々の感想、意見等も入れたような形で今後できればいいのかなと。文化庁の指導は、それはしっかりと受けとめつつ、今後整備していくものとは思うのですけれども、やはり市民みんなの自慢とする九戸城でございますので、市民にとっても本当に自分たちの九戸城というような形になるためには、さまざまな市民意見というのも入れてかなければならないと思うので、その点と、この策定の見通しなどについてお伺いしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  基本設計の策定ということで、先ほど今後の見通しの一番最初に申し上げました。基本計画ができ上がりましたので、これに沿って実際どのようにしていくかということが基本設計となります。これに関しましては、本年の10月の策定をめどに今現在進めているところであります。 今般の基本計画の中での整備の主なものとなりますと、本丸と二ノ丸の整備ということになってまいります。これらに関しましては、市民の皆様に親しまれる公園の策定に向けまして、その実施設計、基本設計に盛り込んでまいりたいと思っているところであります。 なお、議員からもお話しいただきました。確かに30年3月に計画ができて、これに付随するようにと申しますか、続日本100名城に選んでいただきました。本年4月6日、城の日にはスタンプラリーもスタートし、昨年度と比較しまして4、5月の来場者の皆様も倍増しているところであります。また、各種テレビ等でも九戸政実を取り上げていただきまして、全国から大変関心を持っていただきながら、改めて九戸城の価値が見直されているというところでありますので、先ほどのお話もありましたけれども、地方創生の取り組みの一環の3地区の中でも、九戸城、市の公民連携まち再生事業の中にも位置づけておりますので、この九戸城、地域活性化につなげるためにも、全国の方々に応援団となっていただきまして、整備のほうを進めていくためのお力をかしていただければと思っているところであります。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  九戸城は、城跡としての歴史的文化の価値もありますし、また市民にとっては、先ほども申し上げましたけれども、ウオーキングをするなど、大変自然、緑の豊かなところでありますので、そうした親しまれる空間であり、歴史的な遺産であるという部分で、できること、できないことがあるにしても、できるだけそういった九戸城という資源を生かした計画、市民にとっても長く、そしてまた内外の方々も九戸城ということで、二戸市においでいただくという部分ではいろんなご意見を入れていかなければならないと思うのですが、確かに公民連携の部分では地域の若い方々のご意見等を聞いたというふうなことも聞いていますけれども、もっと気軽に市民の方々が意見、提案をできるような、例えばパブリックコメントみたいな形で、余り難しくやると、肩肘張ってやってしまうとあれなので、もっともっと身近なところからご意見をお伺いする。例えば九戸城のガイダンスの中にそうしたご意見を入れるコーナー、意見提案ボックスみたいな、そういったようなこととか広く入れていったほうがいいのではないかというふうな気がするのですけれども、市民意見あるいは内外の意見の反映という部分では、どういう方法をとられていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  九戸城のエントランス広場と申しますが、ガイドハウスというものがございますけれども、先ほど申しましたように遠方からもおいでいただきながら九戸城に親しんでいただいている状況にあります。 本年度、先ほど城の日のお話もさせていただきましたが、おいでいただいた方、ガイドハウスの中においてと申しますか、アンケートもやらせていただきながら、来ていただいた方のご意見をお伺いする機会を設けました。その中では、記入していただいている部分がありまして、案内板の上のほうに陣地の陣の場所が記載されているのはとてもいいというようなご意見でありますとか、ガイドしていただいた係の方々がとても気さくで優しくてよかったとか、そういうようなご意見等々も頂戴しております。貴重なご意見等、こういうふうな形でいろいろ頂戴しておりますので、設計の段階等においても、できる限り頂戴いたしましたご意見が反映できるように私どもも努めてまいりたいと思っております。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  今部長がおっしゃったのは、ボランティアガイドの皆さんに案内をしていただいて、またガイドハウスに入ってのあくまでも感想だと思うのです。それとは別に、今後二戸市は整備をしていきますと。内外の方々に愛され、親しまれる九戸城整備に向けてご意見をいただきますようにというふうな形ではっきりと掲げることで、いろんなご意見が、豊かなご意見が出てくるのかなと。今後の九戸城のヒントもあるのかなというふうに思うので、そういった意見を求めるというふうな、はっきりとした形で広く意見を求めてはいかがでしょうか。例えば市民にとっては、九戸城は大変親しみのあるところであります。ただ一方で、城郭の専門の方々にとっても、あの本丸の石垣というのは、学術的にも東北で最古ということで、大変興味を持たれてくる方がいらっしゃるそうです。その城跡の一番のシンボルである石垣が、今はかなり草が根を張ってきていると。パンフレットで見るならば、石垣の石がかなりはっきりとあるのですが、今現在は、草は刈ってはいるのですけれども、根が張ることによって、穴太積みと言われる、野面積みと言われる石垣の石の下の部分しか見えないと。そういった部分でどこまでお見せするのか、そのための石垣の草取りも含めての維持のあり方も含めて、いろいろあるのかなと。ですから、専門的な方々、そういうファンの方々のご意見、また市民の方のご意見という形で、しっかりと意見を求めるというようなことを掲げてはいかがかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  いろいろ頂戴いたしますご意見等に関しましては、最大限盛り込むようには努力、努めてまいるところでありますけれども、今お話しいただきましたように、遺跡、遺構、国指定史跡という位置づけ、そういうような観点からの石垣も大切な一部であります。それらに関しまして、現在第2次の計画を立てた中では、どのようにそれらを守っていくかということが重要な位置づけになっておりますので、専門家のご意見等を賜りながら、守るべきものはしっかり守り、ご指摘をいただいた、またご要望等があるのではないかという市民の皆様のご意見等を取り入れながら、大事な大事な九戸城でありますので、しっかりと後世に伝えられるよう形で事業を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  九戸城の関係については、幅が広くなると思うのだけれども、今聞き違いか、部長の答弁で、本丸、二ノ丸というふうに言われたので、あれと思ったのですが、きのう、私のうちから近いところですから、九戸城をずっと一回りして見てまいりました。熊が出なければいいがなと思って、びくびくしながら歩いたわけですけれども、非常に奥が深いです。私は今まで知らない部分というのが九戸城にたくさんある。広さも想像以上、歩いてみればということです。真ん中しか私は歩いていなかったのだなというふうに思ったのですが、本丸、二ノ丸はいろんなハードが必要だと思うのですが、例えば二ノ丸と若狭館の間の湿地帯というのでしょうか、ああいうふうなところは、花なんかは植えられるのですよね。ああいうところをハード工事なんかで全面的に変えるということは、私はあり得ないだろうと思う。 それから、こっちの外館のほうですか、搦手門のところから行くあの辺の広場というのは、非常に上から眺めていい広いスペースがある。そういうところも、何も整備を本格的にするというよりも、花壇のように花なんかを植えて、その設計が今つくられることのようでありますから、全体的な設計が出てみないとわからないのかなというふうにも感じますけれども、基金もそういうふうに、二ノ丸の外堀、前にコスモスを私たち町内会で植えたのだけれども、外来種でだめだったのです。今は何もないのだけれども、あそこへアヤメなんかを、カキツバタ、紫のきれいなものを全部植えたら、これは大変な花園になります。よそからおいでになる方は、城の歴史的な学術的なものも見たいが、そういう美観的なものも見たいと思うのです。きれいだと思うのです。ミズバショウは下のほうにはあるのです、量は少ないのだけれども。だから、湿地帯なのです。それから、さっき言った若狭館と二ノ丸の間のあの湿地帯は面積が広いですから、いろんなのが考えられる。 それから、搦手門からおりていっての外館、ああいうふうなところをもっと急いでというか、何もそんなに本格的な工事は、私は必要ないと思うのだけれども、そういうふうなところを花の園にどんどん、どんどん変えていく、きれいにしていく、こういうふうなことも同時に考えて、基金のほうからもそういうものには出せると、目的の中に入れられるというふうに、三ノ丸関係も考え方の中に入れていいのではないかと、これが1つであると。 いま一つは、先般パークホテルで、田代議員が会長をやっているのだけれども、九戸城を活かす会、これに毎年私は行っているのだけれども、元市長の小原さんの奥さん、ガイドの関係の会長をやっているというので発言がありました。ガイドも年をとってきてなかなか困難だということ、無償でやっていると。私は、その辺も考えないといけないのではないかと思っている。 ですから、基金はよりいろんな範囲を広げながら全体の九戸城を生かしていく、まさにそれに投じていっていいのではないかというふうに思います。考え方もさることながら、その基金の使い方、目的に対する使い方、そういうふうなものを大きく発想というでしょうか、見直すというでしょうか、そういうふうな時期に来ていると思いますので、この基金との関係で、今申し上げたような内容等も設計に検討すれば、それで結構だと思うし、そうでないとすれば九戸城全体をどういうふうにしていけばいいのかということを検討していく時期だというふうに思いますので、その点を考えてほしいと。 余談になりますが、先日九戸村に行ってまいりました。九戸村長、教育長なんかと。九戸村も九戸政実を通じて、生まれ、なおかつ菩提寺が九戸村ということになれば、これは二戸と九戸で、九戸城についてはやっぱり一つのつながりを考えていくということは、非常に将来的に私はプラスになるのではないかと。九戸神社から、何か政実生存中の書き物が出たとかと教育長は言っておりましたが、そういうふうなことも連携しながら、どういうふうなものかについてもお互いに交換をしていくということをしないといけないのではないかというふうにも思っております。見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  植栽等につきましてのご提言と申しますか、頂戴しましたが、全体のエリアの中で詳細な植栽計画、植栽についての計画というものも、実際に進める中で策定しながら、どのようなものを植えることが可能であるのか、私もお花等々に関しては詳しくないわけなのですけれども、先ほどお話頂戴しました外来種、史跡という点から、そこの場所にもともとなかったものというのは、なかなか認めがたいというようなお話も頂戴しているようでございます。それらを一つ一つ確認させていただきながら、どこの部分にはこういうような植栽はどうかというようなお話も頂戴しているけれども、いかがでしょうかというようなものを一つ一つ詰めながら、植栽計画と照らし合わせた形で進めていくことになろうかと思っております。 また、本丸、二ノ丸以外の部分の若狭館であったり、石沢館のほうのお話も頂戴しました。あわせまして、そのような形で実際に委員の皆様であったり、それを経ましての文化庁との協議の中で、公園全体の部分も検討をしてまいりたいと思っております。 また、九戸村と申しますか、そちらに関しましても折々連携を図りながら進めていきたいと思っております。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第4、議案第4号、二戸市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 資料はありません。 質疑に入ります。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  市税条例の関係では、たばこの関係で増税を今後5年間にわたって段階的に、あるいは4年間で税率を上げていくような内容かなというふうにわかるのですが、前段の第15条関係、第16条関係等々、市民税の関係では非課税の部分があるのですが、このことによって市民全体でどのような影響があるのかについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  石村市民生活部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  所得のほうの関係で、個人住民税のほうの関係でというお話でございますが、まず今回の税制改正におきましては、大きく個人住民税に係る部分といたしまして、給与所得控除、それと公的年金控除が引き下げられております。この引き下げなのですけれども、引き下げた分は基礎控除に回すというふうなことで制度改正が行われております。 給与所得控除、公的年金控除の引き下げの対象なのですけれども、給与所得控除に関して申し上げれば、今まで1,000万円の人が220万円というふうな形の給与所得控除を受けていたわけですけれども、今回の改正によりまして850万円の方が195万円まで下がるというふうな改正内容でございます。これに伴いまして、個人均等割もしくは所得割の非課税の判定基準を変えているというのが今回の条例の中身でございまして、給与所得が上がったとしても、基礎控除が逆に今度は上がるわけですので、基本的にはそこのところでプラス・マイナス・ゼロというふうな課税標準が出ますので、影響はないのかなと考えてございます。 ただ、所得が高い方、850万円あるいは1,000万円を超えるというふうな方々については、所得控除の部分が縮小しますので、その分で若干の影響は出るだろうというふうなことでは捉えております。ただ、改正が33年からですので、そこまでのことを予測して、今どのくらいになるのかと言われても、なかなか難しいというのが実情でございます。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  給与所得の方々で、例えば中間所得層といいますか、そういった方々では若干高くなるかのような部長のお話でございました。そういった層は、どのくらい二戸市にあるのか。 いずれ全体的にはたばこ税の関係では増税ですし、今回の市民税関係でも一定の部分については増税の可能性ありと、中間所得層と言われる今回の税制改正によって、市民税で増税となる可能性はどのくらいあるのでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  石村部長。 ◎市民生活部長石村一洋)  中間所得層というのをどのくらいの層というふうな定義で置くかということになると思いますけれども、増税の可能性がある方は、給与収入で850万円を超える方は増税の可能性がございます。ですので、400万円、500万円をもし中間層というふうなことで表現するのであれば、そこの方は給与収入からの控除が減っても基礎控除が上がる分で、プラス・マイナス・ゼロになるということになりますので、そこの方については影響が出ないものであるというふうなことで捉えてございます。 その割合と言われましたけれども、なかなかそこを現時点で把握してということは難しいのかなというふうなことで考えております。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第5、議案第5号、二戸市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 資料はございません。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第6、議案第6号、財産(車両)の取得についてを議題といたします。 資料の説明を願います。 田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  資料の7ページをお願いいたします。車両の取得の契約議決の案件でございますけれども、消防車両の状況についてでございます。 1の配備先でございますが、消防ポンプ自動車、第4分団第2部、二戸駅前でございます。小型動力ポンプ付積載車、第2分団第5部、十文字でございます。 2として、従前の車両の年数は、両方25年経過しているものでございます。 3、車両更新の二戸市の基準、考え方でございますけれども、配備後25年を経過していること、更新対象は各部1台とすることとしております。 4、ほかに古い車両の状況はあるかということですけれども、第10分団第1部、門崎ですけれども、小型動力ポンプ付積載車、これは29年経過して、これは更新対象外となっています。 以上でございます。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第7、議案第7号、権利を放棄することについてを議題といたします。 資料はございません。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 休憩いたします。休憩 午前10時51分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午前11時04分 ○議長(菅原恒雄)  再開いたします。 日程第8、議案第8、平成30年度二戸市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 資料の説明を願います。 最初に、田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  8ページをお願いいたします。補正予算全体関係でございます。 新年度各課職員配置数(前年度比較)になります。部・局等の別、それから課・室等の別、平成30年度、平成29年度、比較という順で記載しております。総務政策部、政策推進課、30年度11人、29年度11人、同数ですから、比較はゼロでございます。以下記載のとおりでございまして、一番下、職員数合計は平成30年度332人、29年度328人、比較は4人の増となっております。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、久慈建設整備部長。 ◎建設整備部長併任水道事業所長(久慈清隆)  9ページをお願いいたします。議案第8号関係でございます。クリーンエネルギー導入支援事業、対象地区、維持経費縮減効果見込みでございます。 対象地区につきましては、市内全域を見込んでございます。 2の維持経費効果見込み(LED化250基当たり)としてございますが、今回の補正におきまして、既存の防犯灯等250基程度のLED化に係る改修を予定してございまして、そのことから250基をベースにした試算でございます。 (1)の電気料金削減額につきましては、年間で約50万円。 (2)の修繕費削減額につきましては、年間約20万円と試算してございます。 ○議長(菅原恒雄)  次に、田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  自治総合センターコミュニティ助成金使途内容及び助成団体でございます。私のほうからは、一般コミュニティ助成事業について説明させていただきます。 団体名は、武内神楽保存会190万円、それから奥山町内会250万円、使途内容はいずれもコミュニティ活動備品整備でございまして、記載のとおりでございます。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  下段のほうでございます。私からは、地域の芸術環境づくり助成事業についてご説明いたします。 団体名は、二戸市民文士劇実行委員会、助成額は260万円、使途内容でございますが、二戸市民文士劇、本年度は「九戸城と女たち」という演目で講演が予定されております。その内容等は、会場使用料から3点を記載させていただきました。 以上であります。 ○議長(菅原恒雄)  次に、小野健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  10ページをお願いいたします。生保制度改正内容と二戸市の保護世帯の状況(母子・子育て・高齢単身・高齢複数世帯)です。 1の生活保護制度改正の内容です。保護基準額の見直し。一般低所得世帯の消費実態、年齢、世帯人員、居住地域別との均衡を図り、生活扶助基準の見直しを行う。児童扶養加算及び母子加算等について、子供の健全育成に必要な費用を検証し、必要な見直しを行うといった内容となっております。 2、生活保護世帯の状況です。母子6世帯、子育て5世帯、高齢単身139世帯、高齢複数11世帯となっております。平成30年5月末現在の状況です。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、久慈建設整備部長。 ◎建設整備部長併任水道事業所長(久慈清隆)  11ページをお願いいたします。水道事業、原材料支給の従来との対応の違い改善点、制度の対象となり得る地区名、今回の支給先・内容・各額。 各額につきましては、今回支給先が1カ所でございますので、額となります。 1の原材料支給制度の改善でございます。水道管、接続するための器具類、その他工事に必要と認められる資材に加えまして、今回の見直しで水道ポンプ、モーター等の機材及びその他必要と認められる費用を支給対象としたものでございます。 2の対象地区でございますが、1番から18番までが二戸地区、19、20が浄法寺地区でございまして、地区名については記載のとおりでございます。これは、5戸以上の利用がある水道組合等になってございます。 12ページをお願いいたします。3の今回の支給先でございますが、山屋新田地区水道組合になります。 4の内容でございますが、水道のポンプ2台及び接続に必要な器具類等となってございます。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、陳場産業振興部長。 ◎産業振興部長(陳場範雄)  中ほどをお願いします。二戸地域へい獣処理協議会負担内容でございますが、仁左平地区にあるへい獣保冷施設の扉が破損したため、扉修繕に係る負担金であります。 商店街にぎわいづくり事業費補助金の内容、ビッグチャンスキャンペーンのこれまでの取り組み・実績の総括についてでございます。1、商店街にぎわいづくり事業費補助金の内容でございますが、(1)、ビッグチャンスキャンペーン、(2)、飲食店向けスタンプラリーの2事業であります。 2、ビッグチャンスキャンペーンのこれまでの取り組み・実績の総括。(1)、事業実績、平成21年度より計10回実施してございます。応募数数は32万6,651枚でございます。 (2)、総括、当該消費喚起イベントは、二戸周辺地域に広く浸透し、消費者や商店、関係団体から好評いただいており、また継続を強く望む声も多いことから、商業活性化のため引き続き実施するものであります。 13ページをお願いいたします。地域経済牽引事業補助金、牽引の具体の内容と高い経済波及効果内容・額・県内の選定46社名、県から事業計画の承認を受けた企業4社と計画の概要についてでございます。1、地域経済牽引事業補助金、牽引の具体の内容と高い経済波及効果内容・額でございますが、(1)、牽引の具体内容でございますが、3点ございます。地域の特性の活用、高い付加価値の創出、地域の事業者に対する相当の経済効果。 (2)、高い経済波及効果内容・額、付加価値増加分が3,500万円を上回ること、促進地域に所在する事業者間での取引額が10%以上増加すること、促進地域につきましては岩手県33市町村全域でございます。 2、県内の選定46社名でございますが、(1)、アーク株式会社から、次の14ページ、(46)、和同産業株式会社までお目通しください。 15ページをお願いいたします。3、県から事業計画の承認を受けた企業4社と計画の概要でございますが、ナンバー、事業申請者名、事業計画名、計画の概要、1、株式会社南部美人、いわて型テロワールによる地方創生プロジェクト、いわて型テロワール推進のため、株式会社南部美人は二戸まちづくり会社(仮称)や二戸市等と連携し、製造ライン及び保管庫を整備し、製造及び出荷体制を強化することにより、県内からの酒造好適米の取引を拡大するとともに、これまで実施してきた消費者参加型、体験型の酒づくりを強化し、稼ぐまち・酒蔵ツーリズムの交流拠点整備・運営を行い、交流人口の拡大及びインバウンド来訪宿泊客の増加を図り、地域経済の発展及び地域振興に寄与するものでございます。 以下、2の東京製綱株式会社から、次のページ、16ページの4、株式会社ひろの屋までお目通し願います。 17ページをお願いいたします。地域経済牽引事業及びにのへ型テロワール推進事業の詳細内容についてでございます。1、地域経済牽引事業補助金、(1)、目的でございますが、本市の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者に対し高い経済的波及効果を及ぼすことにより、地域経済を牽引する事業を促進するものでございます。 (2)、対象者、岩手県から地域経済牽引事業計画の承認を受けた事業者。 (3)、対象事業、承認を受けた地域経済牽引事業計画に基づき、地方創生推進交付金を活用して実施する事業でございます。 (4)、補助内容でございますが、3点ございます。工場等の用地の取得及び造成に要する経費、構築物等の建設に要する経費、機械、設備等の取得に要する経費でございます。 (5)、補助金の額、対象経費の2分の1に相当する額、ただし同一企業等に対し補助する額の通算限度額は2億円とし、分割して交付することができることになってございます。ということから、今回6月補正で債務負担行為の補正もお願いしているところでございます。 2、にのへ型テロワール推進事業。(1)、目的、にのへ型テロワールは、風土や歴史、技術で培われた米を初めとする農林水産物を原料に、日本酒や漆器、その他各種加工品を製造、食文化や伝統文化、二戸ならではの習慣等を物語に乗せて一体的にお客様に伝えることで、視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚の五感と心と脳で味わう新しいテロワールツーリズムを確立し、交流人口の拡大を図るものでございます。 (2)、事業費、3,390万3,000円。 (3)、委託業務の内容、戦略策定、マーケティング調査等であります。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(菅原恒雄)  次に、山本浄法寺総合支所長。 ◎浄法寺総合支所長(山本進)  次に、18ページをお願いいたします。稲庭交流センター工事請負費の内容でございます。 工事請負費の内容は、入浴棟改修工事で、既存ろ過装置を撤去し、砂式ろ過装置を新設するものでございます。これまで稲庭交流センター天台の湯では、浴槽にトロンを設置することにより、トロン温泉として入浴施設の付加価値を高め、集客を図ることとしてまいりました。また、ろ過システムにつきましては、トロンの効果を維持しながら浴槽水の管理を行うため、オゾンシステムを導入してまいりました。今回市の方針として、より浴槽水の安全性の確保を図るため、オゾンシステムから砂式のろ過システムに改修するとともに、浴槽のトロンを廃止しようとするものでございます。 ○議長(菅原恒雄)  次に、久慈建設整備部長。 ◎建設整備部長併任水道事業所長(久慈清隆)  中段をお願いいたします。近隣公園の機能を満たす基本要件でございます。 近隣公園の定義でございますが、次の要件を満たす公園、緑地ということでございまして、1つは地方公共団体が設置する都市計画決定された都市施設であること、1つとして、主として近隣に居住する者の利用に供することを目的とし、敷地面積は2ヘクタールを標準とすることということでございます。 下段のおばし川改修工事の位置・内容でございます。施工場所につきましては記載のとおりでございまして、上里、奥山集落に行く途中の国道4号線のアンダーがございますが、そこから100メートル程度の市街地寄りの位置になります。 内容につきましては、施工延長が16メーター、工種につきましてはブロック積み工を予定してございます。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  次に、玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  19ページをお願いいたします。小中学校文化・体育大会出場補助金、全国中学校総合文化祭出演助成金の対象事業費の内訳であります。 表を2つにまとめさせていただきました。初めに、1といたしまして、補助金対象事業費内訳の表であります。項目、金額、備考、それぞれに対しまして、単位は1,000円となっております。1つ目が交通費697万4,000円、貸し切りバス、鉄道料金であります。次に、宿泊費180万8,000円。3といたしまして、大道具等舞台設備輸送費164万8,000円、これらの合計が1,043万円となるものであります。この補助対象額1,043万円に、交付要綱に規定いたします2分の1の補助率を掛けたものが補助額であります521万5,000円となるものであります。 続きまして、2つ目といたしまして、助成金対象事業費の内訳の表であります。同様に項目、金額、備考欄でありますが、総事業費が1でありますが、1,150万円、先ほど市の補助金、こちらの部分が計算いたしまして521万5,000円、3つ目が県の中学校文化連盟補助金272万8,000円、総事業費から2の市補助金、3の県の補助金を差し引きました額が355万7,000円となりまして、今般助成金を200万円と予算計上させていただいたものであります。 20ページをお願いいたします。小中学校文化・体育大会補助、全国中学校総合文化祭出演助成金、高額負担と判断する基準、市の考え方、今後の見直しについての考え方であります。1番といたしまして、高額負担と判断する基準、市の考え方でありますが、全国中学校総合文化祭の今年度開催地が九州、長崎県と遠方であり、参加人数、生徒100人でありますが、参加人数が多く、小中学校文化・体育大会出場補助金を交付しても、なお多額の経費がかかることから、参加者負担軽減するため助成金を交付するものであります。 今後の見直しが2点目でありますが、小中学校・文化体育大会出場補助金は、現行どおり対象経費の2分の1といたします。助成金についてでありますが、大会の状況、経費等を勘案して判断してまいりたいと思っております。 以上であります。 ○議長(菅原恒雄)  次に、久慈建設整備部長。 ◎建設整備部長併任水道事業所長(久慈清隆)  下段をお願いいたします。公共土木施設災害復旧事業の詳細でございます。 今回は2地区を予定してございまして、いずれも大萩野地区になるものでございまして、地滑り災害でございます。 1の市道大萩野線地すべり災害復旧事業(その1)地区でございます。施工場所につきましては記載のとおりでございまして、位置は集落の中心から東側、槻木平地区方向に向かいまして200メートル程度の位置になってございます。 (2)の事業概要(工事請負費)でございますが、復旧範囲は約2万平方メートルを予定してございます。予定工種につきましては、集水ボーリング工ほか、記載のとおりを予定してございます。 2の市道大萩野線地すべり災害復旧事業(その2)地区でございます。施工場所につきましては記載のとおりでございまして、位置は集落の中心から市街地方向へ約1.3キロメートル程度行ったところでございます。 事業概要でございますが、こちらの地区は委託でございまして、今回その委託をかけまして復旧工法の検討等を行いたいと考えているものでございます。調査範囲は、面積で約3万平米を予定してございます。 以上でございます。 ○議長(菅原恒雄)  小野健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  先ほどの私の資料説明に誤りがございました。 10ページをお願いいたします。2の生活保護世帯の状況ですが、私は先ほど子育て世帯5世帯と申し上げましたが、子育て世帯は3世帯の誤りでした。記載のとおりでございます。訂正しておわびいたします。申しわけございませんでした。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  何点か伺いたいことがありますが、まず資料の8ページ、補正予算全体関係ということで、新年度の各課職員配置が載っております。例年と比べれば、各課とも増減が少ないと思われるのですが、今年度いずれ配置に当たってどういう配慮といいますか、ポイントというのはどういうところに置いたのかということについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  千葉総務課長。 ◎総務課長併任選挙管理委員会事務局書記長(千葉守)  本年度の職員配置につきましては、まず病休からの復職者を含め、それと新たに市の全体の事業の展開として増員するべき箇所等を勘案いたしまして、まず総務課の人員が少し減っているという部分、それから漆産業課におきましては増員してございます。それから、財産管理室におきましては、入札事務について集約化を行いましたので、その分業務量がふえるということで増加してございます。そのほかに、保健師1名増員してございますので、その分がふえているという状況がございます。 また、平成28年度末で急遽文化財課におきまして退職者が出ましたので、その分、昨年度の人事異動において、そこのところに補充できておりませんでしたので、欠員補充ということで、文化財課のほうには1名増員という形になってございます。そのほかに、保育士におきましては保育児童の数によって上下してございますが、全体としては保育士の人数は変わってございません。ただ、病児保育に対応するために、保育士全体としては1名の増となっているという状況でございまして、今年度の市の事業展開において必要な部分に措置するために、前年に比べますと増員になっているという状況でございます。 ○議長(菅原恒雄)  鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  今説明いただきましたが、ちょっと気にかかるところがありまして、給食センターが市の職員が2名配置から1名になっているのです。ここで出すのも申しわけないのですけれども、体育協会のような問題もあったのですが、1人だけの配置ということで問題ないのかなと。あそこも金銭的なものを扱う場所だとは思うのですけれども、その辺についての考え方を伺いたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  千葉総務課長。 ◎総務課長併任選挙管理委員会事務局書記長(千葉守)  給食センターにつきましては、今年度の業務におきまして、公金収納管理システムの導入の関係で、その機器の配置等々から、給食費の賦課につきましては教育企画課のほうで行うことといたしました。その点で業務量の変化がございましたので、給食センターにつきましては所長のほかに再任用の短時間職員を配置してございます。業務量としては、再任用短時間職員で対応できる分と考えて、そのような配置といたしました。 なお、この表につきましては、定数内の人員を記載してございますので、再任用短時間職員につきましては記載されてございませんので、そこで1名の減という表示になったものでございます。 ○議長(菅原恒雄)  鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  今の件は終わります。 次に、9ページ、予算書でもいいのですが、9ページの自治総合センターコミュニティ助成金の表があります。一般コミュニティのほうは、これはいいのですが、市民文士劇の関係で、今回260万円宝くじからの交付になったと、こういうことで記載されておりますが、それで当初予算はたしか250万円だったという記憶をしております。前年度より減額になった金額だったという記憶がございます。その理由については、今後自立に向けてといいますか、適正な補助を継続していくということで減額というのがあったという記憶があるわけでございますが、今回宝くじが交付になったことによって、結果、当初はたしか250万円が、今回150万円歳出で、260万円宝くじから入って、財源調整をして150万円を歳出で補正増しているということになると、トータル400万円の助成金になります。去年はたしか300万円だったというぐあいに思っているのですが、そうするとふえたのですよね。自立を促すために、適正な補助でこれからやっていきますと言っていたのだけれども、たまたま宝くじが当たったので、今度は逆に増額になっているということを見ますと、どうも方針として何か一貫性がないなというか、おかしいと。宝くじが当たったにしろ。それが1つです。今後どうするのだということです。 宝くじは、多分これは毎年継続して、この文士劇が毎年宝くじ交付になるかといえば、たしかこれは単年度ですよね、宝くじ交付金は。1団体1回と。ですから、これはなくなるわけですよね。そうすると、ますます宝くじを申請して当たったからふやしたはいいが、来年度からどうするのだと、こういうことになると思うのですが、その辺答弁をいただきたいと、これが1つです。 あと、宝くじの交付金の使い方として、こういう形でいいのかなと、こういうものに使っていいのかなという。たしかにメニューとしては該当するのだけれども、それも疑問なのです。この宝くじのコミュニティ助成金は非常に希望が多くて、順番待ちという状態がずっとあるわけです。ここに文士劇が入ったことによって、多分さらに待たされたというところが出ているのではないかという気もしないでもないのですが、そういった関係ではどうなのかということもあります。いずれ3つぐらい内容的には聞いたかと思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  自治総合センターコミュニティ助成金、いわゆる宝くじの助成金についてのお尋ねをいただきました。まず、当初予算で250万円であったものが、今回歳出の部分で150万円のプラス部分ということでありますので、ご指摘のとおりと申しますか、補正後の額は400万円と補助金がなるものであります。 その中で、歳入のうちの260万円部分がこちらの地域の芸術環境づくり助成事業の部分でありますけれども、こちらに関しましての部分、まず260万円、当初では市単独の補助ということで250万円を計上しておりましたが、その中で実行委員会等々ともいろいろ協議をし、自主的な財源等の確保にも努めていただきたいということで協議等も進めてきたところであります。宝くじのほかにも、あと2つほどいろいろな助成金に手挙げと申しますか、申し込みをしながらやった中で、この宝くじが認められて、今般なったということであります。 この自治総合センターのコミュニティ助成金は、先ほど申しました地域の環境づくり等の助成事業で、企画制作能力の向上及び公立文化施設の利活用の推進を図るため、みずから企画、制作する音楽、演劇、ダンス、古典芸能、美術分野などの文化芸術事業のうち、地域交流プログラムを伴うソフト事業という趣旨のもとにお申し込みをしたということになっております。今般第5回目になるのでしょうか、演目が先ほど冒頭の説明で申しましたけれども、「九戸城と女たち」ということで、昨年度までと演目を変えるというお話であります。自主的な財源の確保ということでお話し差し上げましたけれども、やはり新たなものの演目となると、経費等も昨年度と違ってかかる分があるというのがまず1点であります。 そういう中で、260万円の歳入ということになりますと、400万円から260万円を差し引いた部分の140万円が市の持ち分と申しますか、負担部分となっています。250万円の当初から実質の市の負担部分に関しましては、110万円が減額となっておりますけれども、総額でありますと150万円の増ということとなります。 こちらのコミュニティ助成金の性質上、一旦は二戸市の予算を通して補助金として交付ということになります。中身と申しますと、宝くじ助成が260万円、市からの補助金が140万円ということになっているものであります。 なお、今後につきましては、3月にもご説明をいたしております。これからは自立を目指して頑張っていただきたいという部分は変わっているものではございません。今後におきましても、同様の考えのもとで協議等を進めてまいりますが、31年度以降実行委員会なるものがまた文士劇を行っていくかどうかというのもあわせまして、お話し合いを進めていくということになろうかと思っております。 なお、こちらの助成金に伴い、他のものが対象にならないというようなことが起きているのではないかというようなご質問もあったかと思いますか、そのような部分はないものと捉えております。 ○議長(菅原恒雄)  鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  その他への影響というのは、これは教育委員会だけの所管の分ではありませんから、地域づくり課というのですか、ちょっと今機構改革がいっぱいあったから、何というのだか忘れましたが、企画のほう、まちづくりのほうの関係が主たるところだと思うので、いっぱいそれはまだまだ助成申請が出ているのだろうと思うのですが、そういったところが1件後年度に回ったという状態が本当にないのかどうかというのは、別な話だというぐあいに思っています。それは、後で答弁をいただきます。 今後の方針は何ら変わらないといっても、たまたま宝くじの交付金で260万円という金額が交付になったと。確かに市の補助金は、当初250万円で見たものが実質140万円に減ったから、減ったということになるのですが、だからこそ来年度以降大変ではないのかなと思うのです。ことしこんなに膨らんでしまって、宝くじと市の補助と合わせれば去年より多くなったという状況の中で、これから来年はまた自立を目指してやってくださいよと、市の交付金も従来どおりは出せませんよということになると、では来年度以降はどうなるのかというのが、全く見通しというのがないのではないか。自主財源として、次年度以降も継続して自前の収入として見込まれるものがことし確保されたというのであればまた別なのですが、たまたま1回限りのやつがことし当たっただけの話ですよね、これは。だから、そこで心配をしているわけです。そうすると、当初の考え方ということは、なかなかそのとおりいかないのではないのという気がするのですが、方針は変わりませんという意味がわからない。もう一度答弁お願いします。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  当初の250万円の補助金から、プラス150万円で、宝くじ助成の基準であります400万円をもとに3分の2の補助部分が260万円というのはそのとおりでございまして、今回先ほど申しました400万円と、市の負担部分が250万円と400万円になったことによって、市の負担が減額になったということは別ではないかというご指摘でありますけれども、1つは先ほど申しました演目が変わったこと等による新たな経費等に充当したいという実行委員会の考え、また申請に当たりましてはいろいろご相談を受けながら進めた中にあって、実行委員会のほうにも今後において増額等が約束されているものでは決してないというご説明を加えながら、お話し合いをしてきたところであります。 基本的なベースは、本年度当初の250万円、29年度300万円から30年度250万円とした部分は変わらないという意味でのご説明をしたところであります。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  一般コミュニティ助成事業と、それから地域の芸術環境づくり助成事業の区分でございますけれども、こちらにつきましては完全にこれは別枠という形になっています。〔鈴木忠幸議員「別枠なの」と呼ぶ〕 ◎総務政策部長田中舘淳一)  はい。それで、コミュニティ助成につきましては、申請から二、三年かかって採択というような形になりますけれども、今回も全てが採択されたわけではありません。この枠の中で判断されるというふうに認識しております。 ○議長(菅原恒雄)  岩崎議員。 ◆15番(岩崎敬郎)  文士劇の関連の質問でありますけれども、先ほど部長、自主独立していくというふうなことで、昨年度よりも補助金が減っているというふうなお話だったのですけれども、実質的には減っていないですよね。広域議会から150万円だか100万円だか補助金を出すはずなのですけれども、そこらの足し算をしたところの金額と、今までの答弁なされた見解の整合性がとれないのではないのかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  本年度の実行委員会の予算に当たりまして、二戸広域からの助成金が入っているのではないかということでございますが、ご指摘のとおり30年度から二戸地区広域行政事務組合からの100万円の補助金も予算の中には入っております。自主的な財源確保とは別の形になろうかと思いますけれども、いずれにいたしましてもこの文士劇を実施するに当たりましては、管内4市町村それぞれの皆さんがご出演なさり、それぞれの首長さん等々にもご出演いただきながら進めているものであります。そのような観点から、それぞれ広域行政事務組合を構成している4市町村からの部分での助成金ということで100万円でありますけれども、市といたしましてもそのような関連等々もございまして、当初の部分250万円という形で算定はしております。しかしながら、先ほど申しましたように、本年度実施するに当たりましての演目変更等に要する経費等々、そういうようなお話もありましたことから、宝くじ助成金のみならず他の支援団体等の助成金にも申し込みをしていただき、しかしながら該当、当選となったものが今回のものということに捉えております。 しからば、宝くじの助成金が対象とならなかったらどうだったのかということになろうかと思いますが、その場合でありますと当初どおり250万円の市からの補助金という形で進めさせていただいたものであります。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  私は、この文士劇については相当の評価していいだろうと、それなりに。ただ、必要とする財政、これはやっぱりふらふら、ふらふらするのはよくないというふうに思う。総額は大体どの程度か。当初予算で大体720万円程度だと。考え方は。 そうすると、助成するのはその中の400万円と言いましたか。320万円が自前だということになると。さっきも話が出たのですけれども、このコミュニティの関係で260万円ことしの場合は入ると。それは、これからも不動のものではないと。なかなかそれは入らないだろうと私は思う。そうすると、そういう金額をどういうふうにするか。自治体からの助成をどうするか。そして、自前の力がどうなのか。この財政が、720万円というのは、一定の根拠はあるだろうと思うのだけれども、それぐらいの金が必要であるということになると、将来に向けて、これがもう一、二年で終わるという計画でないとすれば、それ相当の将来を見据えて、しっかりした計画が財政的にも立てられないといけないのではないかと思うのです。 教育委員会がこういうふうに半分以上の助成になっているわけなので、かなりかかわりがあると思うのだけれども、その辺をどういうふうに協議していくのか、あるいは指導していくのか、そういうふうなところを育ててもいくべきだろうし、これをこれからも継続、持続していくということになれば、それなりのものをきっちり持っていないといけないのではないかと、そういうふうに思うのですけれども、その辺についての考え方を明確にしていただきたい。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。
    ◎副市長(大沢治)  文士劇につきましては、第1回目の立ち上げのところから若干かかわった経緯がございますので、そういう観点で発言をさせていただきたいと思いますけれども、ご案内のとおり当初「天を衝く」ということで、「天を衝く」という高橋克彦先生の小説を題材に、地域の大きな宝である九戸城、そして九戸政実ということで取り組んでスタートさせたという経緯がございます。それにおいては、二戸を中心に二戸管内、4市町村が若い人を中心に、そういう若い人たちの力を、あるいは交流を通じた人づくり、人材育成につなげてまいりたいということでスタートした経緯がございます。 今回5回目ということで、その途中ではいろいろお話を、今回の議会にもいただいている相馬大作を題材にしたのも、昨年あるいは一昨年、2年続けてまいりました。今回再度また九戸城の関連に戻るわけですけれども、いずれ市といたしましては、地域のそういう人物あるいは資源というものを使って、若い人たちの力を集めて、それを地域の文化なり、そういうものの向上につなげていきたいと。ひいては、若い人たちのそういう地域の誇りというのをさまざまな部分にも、地域づくりあるいはUターンの部分とか、さまざまそういうのにつなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 自主財源の確保については、実行委員会も大変苦労しております。入場料を上げれば自主財源は確保できるということにはなるわけですけれども、入場者数とのかかわりですとか、さまざまなところで大変苦労しております。また、2日間にわたって、細かいお話になりますけれども、衣装とか、かつらとか、かなりのスタッフを市外からも入れて一生懸命取り組んでいると。その陰には、市職員を初め若い人たちが裏方としてかなりの人数がかかわっているわけですけれども、正直言いまして思いのほか経費がかかるものだなというのは正直なところでございまして、いずれ自主財源の確保には努めながら経費を削減していくと。その差額のところで、なるべく助成もないようなスキームに、今後どういうふうにつくるかというのが課題だと思っておりますので、実行委員会のほうとはさらにその辺も詰めながら、今後の展開に向けて、市と実行委員会で協議してまいりたいと考えております。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  あと1回だけれども、助成率が非常に大きいのです。それはいいです。別にそれが悪いということではない。ただ、今後運営していくに当たってそれが入らないとすれば、これはコミュニティの260万円というのは、720万円から見たら35%ぐらいでしょうか。もうかなりの割合なのです。 それから、市の財政との兼ね合いからいったって、今後この割合というものがかなり続くということは、私は必ずしも賢明ではないと思う。やっぱりお互いに努力をして、市民も協力体制をとる中で、大衆のものになっていくというものでないといけない。今二戸市の助成が非常に大きくて、そして成り立つというようなことが続くということ、立ち上げのときはやむを得ない、ある程度。しかし、何年かやってみても、補助がずっと続かなければいけないという、そういう団体であれば、やっぱり努力はもう少ししてほしいというふうに思う。また、市民のほうにも啓蒙して協力をいただきたいということで、そうあってほしいと思う。 だから、そこを検討するといっても、本当の方針をきちっと出してもらわないと、簡単な検討でないと思うのです。それだけの金額を出せないですよと言ったら、それではというふうになって、目的からいってどういうふうになる。ですから、その辺を含めて、市の考え方は現段階でこうだと、それに対する見返りというのはこうなのだと、あるいは料金のアップの話も出たけれども、そういうふうなものに対してもどういうふうに考えていくのか。もう来年が来るわけですから、それに対しては、市としての方針というのは100%固めなくても、一定の方向性は考えておかないといけないことではないかというふうに私は思う。 また、その辺を、部長のほうで手を挙げているけれども、それだってトップなんかと本当に協議、相談して固まったものであればいいけれども、私はこう思うなんていうものでは答弁は要らない。やっぱりその辺は、見通しきちっと来年に向かって信頼できるものであってほしい、そういうふうに思いますから、そういう内容の答弁をいただきたい。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  今及川議員お話しされたとおり、二戸市としての負担をできる限り減らしながら、そして自主性がある形、それから二戸市だけではなくて、広域的な出演をしていただいている部分がございますので、広域の負担もいただくという形で当初予算を組み立てました。 そして、財源につきましては、この260万円というのは歳入でございます。歳出ではなくて歳入で、歳出につきましては150万円の増額ですから、これによって110万円が減額という形のものになります。110万円、この助成金をいただくことによって市の負担を減らしました。これによって、歳出は150万円増となりますけれども、これによって先ほど教育部長からもお話がありましたとおり、演目を変えるということは、台本を全て書きかえをしなければならないということで、新しい仕組みをつくると。これは、補助、助成がとれた場合にはそういったことをしていくというような形で、新しい方向で考えていくと。これがつかなければ、当然のごとく今までの台本を少し手直しした形の中でやるということになります。 ですから、全体として市の負担は抑えるという方針には変わりなく、この助成金をうまく活用して進めてまいりたいということで、今回採択になって提案をするという形になります。 以上です。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  今鈴木議員からちょっと、私は常任委員会に入っていないから、わからないのですが、公演は昼、夜2回で終わりのように聞いたのです。それはどうなのだろうと。これだけの体制と若い人たちの力、それで歴史的な地域性があり、若者のパワー、そういうふうに育てていかなければいけないものが、練習だって並みではないと思う。八幡下の事務所のところを私はよく通るのだけれども、本当に車がいっぱいで、若者たちの出入りが盛ん。それが昼夜2回の公演で終わりというのは、考えられないのです。二戸の文士劇がことしも来るというようなところが何カ所かあってもいいのではないかというふうに私は思う。それだけの交流がないと、これもできないのです。急に行って、素人なのですから、そんなに受けると思えない。ただ、そういう交流等は、お互いに成功させようという、そういう気持ちのあるところ、数カ所ぐらいはあってもいいのではないのかなと。惜しいではないですか。昼夜2回で終わり。それにこれだけの財政的なもの、あるいはそれ以上に、脚本から始まって、練習して反省をさせるわけですから。これは教育委員会のほうに申し上げることか。 その辺は、総体的な問題だと私は思う。2回だけであるということについては、やっぱり苦労している若い人たちにも、どういう考えなのかわかりませんけれども、それでいいのだという考えでやっているということなのだろうと思うけれども、広く交流という面も含め、そのことによって財政的にプラス面も及ぶのではないかと思われるとか、これは検討してみないとわからない面がたくさんあると思いますけれども、そういう考えも含めて、今の状態をさらに前進させるという検討の仕方もお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  いろいろ今ご提案をいただきました。2回公演を3回にするという方法もあるのではないかというご意見だと思います。それも一つの方法ではあると思います。 ただ、そこにもまた1回公演することによって収入もございますけれども、出る部分もあると。あるいは、場所を変えての公演となると、それもまたかなりの経費もかかってくるということになりますので、今いただいたご意見を総合的にいろいろ考えてみまして、経費の問題あるいは収入の問題、それを含めてどういう形で組み立てれば一番効率的なといいますか、少ない経費で公演をやっていけるかというあたりをさらに考えてまいりたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  小笠原議員。 ◆10番(小笠原清晃)  基本を再確認したいと思います。 この公演は、市の主催でやるのですか、それとも実行委員会でしょうか。今の議論を聞いていると、ちょっと方向がずれていましたので、確認をしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  どちらの主催の事業であるかというお尋ねであります。こちらに関しましては、二戸市民文士劇実行委員会の主催事業となるものであります。 ○議長(菅原恒雄)  小笠原議員。 ◆10番(小笠原清晃)  先ほど教育部長のほうから交付といいますか、補助の限度額をこの分が頭だよというお話をされたと思いますが、そこのところをもう一回お願いします。250万円が頭だよという。 ○議長(菅原恒雄)  玉懸教育部長。 ◎教育部長(玉懸邦将)  先ほどの私のお答えの中で、ちょっと表現うまくできなくて失礼した部分があろうかと思いますので、再度お答えいたします。 当初予算におきまして、市の本年度の実行委員会に対します補助金は250万円ということで、当初予算お認めをいただいたものであります。昨年度に比べまして、市の補助金はその時点におきましては300万円から250万円でございますので、50万円の減額となっておりました。その意図は、自立した団体に将来なっていっていただきたいということで、お話し合いを何回か繰り返しながら250万円という金額になったものであります。 今般、先ほど来何度か申しておりますが、新たな演目、「九戸城と女たち」が正式の演目にそれがなったと思いますが、演目を変えたということに当たりまして、やはり新たな出費等がかさむ部分でどうしても補助金と申しますか、経費的な部分という中でご相談を受けながら、自主的な財源確保の部分において、今般宝くじの助成金が予算化お願いをしているわけでございますけれども、3分の2の先ほどの補助金に当たっての部分が400万円ということに補助申請をし、そのうち3分の2の260万円は宝くじの部分、残りの3分の1の140万円は市の負担分であります。当初の250万円と400万円の差額になりますと、400万円引く250万円の150万円の増額となりますけれども、400万円の内訳となって考えた場合には、260万円は宝くじの部分での助成金、残りの140万円の負担部分と、当初で計上しております250万円との差し引きの110万円は、市の持ち出しから考えた場合は減額となるものであります。 実行委員会にとりましては、150万円の増、市といたしますと110万円の減ということで、お話し合いの中から双方がいい形は何がいいかということでいろいろ協議検討した中で、宝くじの申請をしても認めていただけるかどうかというのは私どもも申請時点ではわからないわけであります。そのほかに、公益財団のほうの2つの助成金も申し込みをしていただいたのですけれども、そちらのほうは認めていただけなかったというのが現状でございます。 そのような形でありますので、何とか新たな公演をしていくのに必要な金額をいろいろ制度等を見ながら、そして申請をしながら、制度上は市のほうをくぐって、補助金として合わせてお上げするような制度でありますので、今般260万円の歳入の増、そして歳出の150万円の増という形でお願いをしたものとなります。 ○議長(菅原恒雄)  小笠原議員。 ◆10番(小笠原清晃)  3回目、これで終わります。当初予算で要求した部分が私はベースだと、それが限度だというふうに解釈をしておりました。それで、今後においてもそれがベースとなって、それ以上はないのだよというのがまず基本だろうというふうに解釈しておりました。それで、あとは実施団体のほうでどういう判断をするか、こういうふうなことが議会から出たよというのは、いろんな会議の中ではおっしゃっていただければいいのではないかなというふうに思います。 あとは、やる、やらないは、実行委員会のほうの責任だと思いますので、市がしょう問題ではないというふうに解釈しております。このことについてご答弁をお願いします。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  予算編成においてもそういったことを議論して、250万円は基準というふうに考えているということでございます。 ○議長(菅原恒雄)  昼食のため休憩いたします。休憩 午後 0時03分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午後 0時59分 ○議長(菅原恒雄)  再開いたします。 では、質問を続行いたします。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  午前中の文士劇に関連するところでお尋ねをいたします。 今回第5回のようですけれども、1回目のときにも今回と同じような議論がされた記憶がございます。他の市内の文化芸術団体への市の補助の金額に比べると、この文士劇になぜここまでやるのかというふうな議論もあって、それでそこは実行委員会のほうに伝えますということで、1回のときからこうしたお話は伝わっていて、実行委員会のほうとしても自主財源、自己資金といいますか、そこの部分での確保というのは、多分検討もされ、努力もされてきた中で、今回いろいろ宝くじとか、あるいは二戸広域からの補助という形だと思うのですけれども、実際に今後この文士劇には一定の市民の皆さんの期待もあるし、地域活性化にも役立っていると。しかし、市の補助金をこのような250万円とか払い続けていくことには、他の文化芸術団体への補助とのバランスで、やはりそれは考えなければいけないのだろうというふうに思うのです。 一番最初のときには、県がこの地域の活性化ということで、県のほうからの補助、助成ということがあって、当初の市の負担は少なかったのではないかというふうに思うのです。今現在も4市町村の地域からそういう若い皆さんが集まって取り組んでいるとすれば、これはやはり二戸地域の振興といいますか、人材育成といいますか、そういった部分で、県のいろんな取り組みの一つとしての位置づけという部分も要求していく必要があるのではないかなと思うのですが、この辺、県との関係、県北広域振興局の中での地域振興との関係で、あるいは財政支援の関係で、どのような協議なりお話もされているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  今いただいたお話は、2年目だったと思いますけれども、県からも支援をいただいて財源的に組み立てた経緯がございます。 話がまた繰り返しになりますけれども、基本的にはなるべく自分たちの財源といいますか、そこで組み立てるというのが基本だと思いますので、市が出さなければ県が出すというようなことも、結果的には同じような繰り返しにもなっていくと思いますので、いずれ私どもといたしますと、実行委員会のほうと私どもと十分話し合って、今後これをどういうふうな形でというか、財源的な部分ですけれども、続けるかというのはきちんとお話をさせていただくということで、今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(菅原恒雄)  田口議員。 ◆6番(田口一男)  1点お願いします。 資料の15ページのところで伺いたいのだけれども、先ほどいろいろ議論された県から事業計画の承認を受けた企業4社と計画の概要というのがありますけれども、それで株式会社南部美人はいいのですけれども、2、3、4と、あとの3点については、これはどれくらいの事業の補助がされているのか、その点があればお伺いしたいと思います。とにかく南部美人については、限度額目いっぱいの補助、支援を受けるということでございますが、その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  陳場産業振興部長。 ◎産業振興部長(陳場範雄)  2、3、4の企業さんにつきましては、交付金を使っていないので、実は公表されていないのです。なので、私どもも把握していません。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  この関係では、全協の中でも説明されておりましたし、私所管でございますので、基本的なところで、市長は委員会のほうに出席なさらないので、お聞きしたいと思います。 今回の地域牽引企業への支援と、あとテロワールをあわせまして、地域の企業に対して、2カ年にわたって2億円の補助を出すという問題でございます。地域経済牽引事業及びにのへ型テロワール推進事業ということでございますけれども、市内には規模の大小を問わず多くの方々が頑張っていらっしゃるわけでございまして、そういった方々に対して、やはり私は全体的にみんなで頑張っていただくと、地域全体の底上げでいくということであれば、2億円は大変意味があるかなと思うのですが、1つの企業に対して破格の2億円の補助ということについては、私はなかなか理解しがたいし、また市内事業者の方々もそうではないかと思います。 先日も数十人の雇用拡大まで頑張ってきた社長さんに、今回牽引企業ということで一企業に2億円を補助しますということでお話ししましたら、大変びっくりなさっていらっしゃいました。多分市内の事業者の中では、今回の補助事業についてわからない方々があるのではないかと思うのですが、その社長さんは大変驚かれていたと。自分たちは地域で、自前で何とか拡大、頑張ってきたし、そして二戸市にも寄附して、地元企業として頑張ってきているという社長さんのお話だったわけですけれども、雇用拡大もされていたのですが、1つの企業に対し、2カ年にわたる補助金、2億円というのは破格の、そして桁違いの支援になってしまうということを私は大変感ずるわけでございます。その波及効果はさまざま言われていますけれども、これについてはやはり大変抵抗感があるし、受けとめる他の事業者にとっても、何でだという思いがあるのではないかなと思うのですけれども、市内の多くの事業者の方々に波及するものになるのでしょうか。市長に伺いたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  藤原市長。 ◎市長(藤原淳)  一般質問のときもお答え申し上げました。市内には、私どもがそれこそ応援しますといいますか、それぞれステージごとと言ったのですが、それぞれの部分の中で、分野の中で国の金、県の金、あるいは市の単独というふうなことの補助を使いながら、今応援しているのは事実であります。 例えば1つのブロックに行きますと、一番産業の底上げを図るといいますか、今議員さんおっしゃったとおり、全部のところの中で波及していくというふうなことが一番いいわけなのですが、小規模事業者や創業者の支援にかかわるものにつきましては、商工会が主体となりまして、経営発達支援計画に基づいて各種支援を行っているところでございます。例えば具体的には菓子製造業とかを含めまして8社、平成28年が8社、平成27年はリンゴ農家など12社に応援しているところでございますし、また第2ステージといいますか、自分で地域で新規事業を展開したり挑戦するというふうな企業の皆さんには、にのへ産業フォローアップ事業や二戸地域産業高度化事業などを取り入れて、市が支援しているところでございます。これらについては、ホワイトアスパラとか、さまざま農家の方、あるいは販路拡大に臨む農家の方たちが4者、それから28年度はブロイラー等におきまして、親鳥等を使ったメニューを開発していきたいというふうなものを含めまして5者というふうになってございます。 それから、第3ステージといいますか、県の金、国の金等を使いながら、さらに強化したいというふうな企業さんに対しては、ふるさと企業経営基盤整備事業あるいは産業力強化促進事業費補助金といったものを導入いたしまして、平成29年度に繊維製品など2社、28年度は菓子製造業など1社を支援しているところでございます。29年度は、今補正関係というのが1社採択されたというふうになってございまして、次に第4ステージでありますが、今回国の補助等を入れながらやるというふうなことにつきましては、これまで縫製関係、あるいは自動車整備関連等についても1社というふうなことで、それぞれの内容によりまして国の補助を入れたり、県の補助を入れたり、市の単独の補助を入れながら市の企業を応援しているところであります。 今回の企業さんに対して波及効果があるのかというふうなご質問でございますが、1つはこの事業を入れることによりまして、私たちが国のほうの採択を受けて、県の採択も受けて、国のほうも許可になったわけですが、一つの大きな要因とすれば、農業等の分野にも波及いたしまして、例えば米の酒米等の面積が広がる、あるいはまた工場等の売り上げをやることによりまして、そこの働く人たちのところに回っていくとか、さまざまな分野の中で波及していくと思っておりますし、またテロワールといいますか、よそから来るお客さん等にとってみても、例えば二戸の産業についてはどういうふうな産業の中で人を呼ぶのだというふうなことは盛んに議論されているところでありますが、私は産業観光というふうなことをずっと申し上げてまいりました。産業を見せることによって、人にいろいろ二戸にお金を落としていただきたい、またお土産を買っていただきたいというふうなことで、産業を見せるというのは、例えば酒蔵においでになりまして、こういうところで酒がつくられているのですよと、それから米はこういうところでつくられている、水はこう使っていますと、二戸の自然のよさを売り物にするというふうなこととか、あるいはまた杜氏、酒をつくる杜氏の皆さんも二戸の方がやっていると、そういうふうなものを見せながら観光に結びつけていければなと思っております。 これは、酒に限らず漆もそうなのですが、漆の林をつくりまして、そこで漆掻きの方がいて、それから漆を塗る人がいて、製造する人がいて、それを売る人たちがいるというふうなトータルの中で観光客の皆さんに来ていただくというふうなことも一つの観光の大きな武器になるのではないかと思っておりまして、それは農家も同じだと思います。リンゴ畑でリンゴを見せることによって、こういう1個数千円のはるかとか何かは、こういうところでつくられているのですよと、こういう人たちがつくっているのですよというところを見せながら売っていくことによって、そこに新たな観光といいますか、産業が生まれてくるというふうに思っているところであります。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  私は、今回2億円、2カ年で2億円の補助を行うということでの波及効果はあるかということでお尋ねをいたしました。リンゴのはるかとか漆というのはまた別です。例としてお話しされたと思うのですが、リンゴのはるかだとか漆というのは別でございまして、酒造好適米を県内で生産していただく、そしてまたそのことでお酒をつくる酒蔵を観光の資源として活用していくという部分ではわかるのですが、それがなぜ1年間で1億円もするのかという、その桁違いの支援に驚いてしまうわけですけれども、一つの企業にそこまで応援するということの効果がどれほどの波及効果になるのか、いまだ市長のお話でわかりません。 二戸地域がこの2億円の投資といったらいいのでしょうか、それによってどう変わるのか、どのように産業振興になるのか。農家の皆さんにとっては、この酒造好適米は契約栽培でございますので、ことしからの生産調整の廃止というのは直接影響ありませんけれども、農家を取り巻く状況はかなり厳しくなっている中でどのような波及効果になるのか、もう少し具体的に描く絵を示していただきたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  藤原市長。 ◎市長(藤原淳)  どうも大変表現が下手で済みません。ほかのところに行ってしまいまして。 ただ、全体的にそういうふうな産業を支援していきますというのが1つと、あるいはまた二戸市のこれからの産業というのはどうあればいいのかというふうなことを具体的に申し上げた次第でございまして、ここの南部美人に期待される効果につきましては、1つは南部美人の瓶詰めラインを拡張することで現在の貯蔵ラインがフルに活用でき、1,000石以上の清酒の製造拡大が可能となるというふうなこと、あるいはまた必要となる米の量は約7万5,000キロが見込まれ、ぎんおとめの収穫量470キロで換算すると16ヘクタールの生産拡大が見込まれると、あるいはまた人口減少によりまして市内経済の消費額が低下していくことが見込まれる中、観光交流人口の拡大によりまして、地域の消費額を増加させる取り組みが必要となっておりまして、これらについて観光客の誘致を図ると。それから、市の中心部であります九戸城周辺のまちづくりと酒蔵のリノベーションによる受け入れ体制を構築することにより、町なかににぎわいを創出するというふうなことを見込んでいるところでございます。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  私が恐れているのは、市民の皆さんが今議論になった範囲程度で耳にすれば、非常に不公平感というのでしょうか、そういうふうなのを持つ方もかなり出るだろうというふうに心配して聞いておりました。 この資料を見ても、こまいことは常任委員会でお聞きしていきますけれども、そのために厳しくちょっと聞いてみたいと思うのですが、対象者、県からこの事業計画の承認を受けた事業者と、これは県で決めるのですね。市のかかわりというのはどうなのか。市として、市の企業でこれこれの候補事業があるということから県が決めるのか、そうではなくて県がもう決めたものを市のほうにおろしてくるということなのか。そうすると、二戸市が選定をして県に上げたということになると、申請をする、県のほうに上げる中身が整理されていなければならないだろうと。企業で南部美人が出ているのですか、私は頑張ってほしいと思うのだけれども、その他の企業は該当するものは候補としてなかったのかというのが当然出てくるわけです。ここが厳しくという意味で申し上げているのだけれども、二戸市が1社を県のほうに推薦するということになると、市の考えそのものはもうそれに尽きてしまうというふうに市民は広くとるわけです。そこはとるならとって、説明がきちっとできればいいわけですけれども、今の質疑を聞いても、どうもそこがすとんと落ちないというふうに、これこれでというのがなかなかできない。 だって、テロワールなんていうのを、こんな言葉が出てくると、どうもまやかすために、言葉は悪いのですが、わからないのです。私は、生まれて初めてこのテロワールというのを見たわけだけれども、そういうふうな文言を使いながら、こうなっていくのだというふうに説明があっても、なかなか理解ができないのではないかと。それは、市長、企業のためにも市のためにもマイナスなのです。答えが出るのは時間がかかります。しかし、こういうふうな選定をする、債務負担行為を起こしてまでも2億円を交付する。これは市民感情からいうと、わっと、こういうふうに思います。 我々が説明するに、テロワールというのがありましてと言ったって、それは市民感情は受けないのです。その辺をもう少しわかるようにしないといけないと私は思うので、まず1つ目は県が決めたのか、事実上は市が決めて、県のほうに上申をしたのかというところも、これではわからないのです。県からの承認を受けた事業者というふうにしかなっていないからです。四十何ぼですか、三十何ぼですか、ずっと事業者名は上がっているけれども、その他は二戸からは見えないということなどからいうと、市がというふうに私はとったのだけれども、その辺を説明してください。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  今回の地域経済牽引事業の関係ですけれども、そもそも最初はご案内のとおり国のほうでの地域未来投資促進法という法律が施行されて、従来の企業立地を促進するという、そういう仕組みといいますか、取り組みを過去10年間、国が率先してやってきたのですけれども、なかなか地方には企業進出というのは進まないということで、それでは地域の強みを生かしながら地域の成長を組み立てていこうということで、今般地域未来投資促進法というのが施行されたと。その組み立ての中で、国では当面3年間2,000社程度を支援しようというのがそもそもの出発でございます。 それで、二戸市内では南部美人さんだけになっておるのですけれども、実はそのほかにも市内では2社、菓子製造業とブロイラー関係、2社打診をしております。これは、市だけからではなくて、その推薦に当たっては金融機関からも推薦の要請が各企業さんに行っております。それで、南部美人さん以外のほかの2社は、金融機関からの打診も断っていると。市からの打診も断るということで、残ったのが南部美人さん。これは、金融機関からの推薦を受けるという形で今回推薦を受けた、あるいはそういう支援する企業に認められたというのがまずは背景でございます。 それで、今般の事業では、規模とか事業展開に応じて幅広く支援をするというのは先ほど市長からも答弁申し上げたわけですけれども、その一方で地域を牽引し、成果を出せる事業者を重点的に支援するということも必要だということで、今回の国の制定した法律、地域未来投資促進法の趣旨はそこにあると、成果を出せる事業者を重点的に支援するという、そういう趣旨でございます。それで、今回この支援を土台としまして、その効果が市内のほかの企業にも広がっていくことが期待をされているということですし、あるいは同時にその結果、地域の好循環、経済の循環が生まれて、地域経済の発展につながっていくというのを組み立てていこうというのがそもそもの趣旨でございます。 それで、国からはそういうふうに企業が指定されたわけですけれども、実際の事業計画というのは県が企業さんを承認するという形になっております。それで、今般平成30年の1月で知事から今回の南部美人さんの地域経済牽引事業計画が承認をされたというのが発端でございます。それに基づきまして、今度は市から内閣府のほうに、いわゆる地方創生の絡みの推進交付金を申請し、地域経済牽引事業計画と連動させたいわて型テロワール、にのへ型テロワールと一緒に今回の事業計画を進めるということになったわけでございます。 それで、テロワールという言葉ですけれども、テロワールは実は今急に出てきたのではなくて、平成15年9月14日に岩手県二戸市がふるさと名物応援宣言というのを東北で第1号ということで承認を受けております。このときに、「漆と地酒と伝統食」五感で堪能する二戸物語というテーマで承認を受けていまして、このときに使ったのがいわゆるテロワールという、二戸の風土とか、あるいは食とか。ですから、このそもそもの組み立ての発端は、済みません、2015年、平成27年9月の名物応援宣言からの流れもずっと引き継いできて、今回の組み立てになっているという状況でございます。 ○議長(菅原恒雄)  及川議員。 ◆17番(及川正信)  大枠そうかなというふうに感じ取ったのですが、わからないのはなぜ地域経済の牽引事業、私は純粋に行政、政策的なものだと思っておったのですが、そこに金融機関が介在するというか、金融機関からの推薦のようなものにかなり重きを置いたかのように私は今受けとめたのだけれども、そこは金融機関がどういう形でこの問題に、参考意見ぐらいに聞いたというならばまだしも、かなり承認とか、最終的には決定なのでしょうけれども、それにこの金融機関の意見が聴取されたと。金融機関というのは経済行為機関ですから、政策的なものに私はなり得ないと思う。やはり金融機関特有の経済的にプラス・マイナスを見ることは敏感であっても、二戸地域を牽引する企業として、いい、悪い、プラスになるかどうかというようなのは、私にはわかりません。 まず、そこは1つ、私は問題意識を持っているのですが、時間がなくなりますから、質問としては(4)の補助内容3つあるのですけれども、これもオープンにしたほうが企業のほうも助かると思うし、市もオープンだというふうになると思うのだけれども、現時点で工場等の用地の取得、造成に要する費用、土地をどこに求めて、どういうふうにやるという計画なのか。2億円が入るわけですから、それらについては、やっぱり二戸市は明確にする立場になければならない。 2つ目の構築物等の建設に要する費用、どの程度規模のものを、構想でも結構ですが、設計までいかなくて考えられているのかと。これに対して、二戸市あるいは県がそれに補助を出そうと、これがひいては経済の牽引になるのだと。 3つ目は、より具体的に機械、設備等の取得、かなりこまいのです。内部の機械設備等までの購入費用にも充てるのだと。そうすると、土地、建物、機械設備ですから、大体の工場というのでしょうか、生産施設は、議会に対してもかなり具体的なものに近いものが説明されていいのだろうと、こういうのは隠す必要は全くないのであって、それがよく言って、二戸市が元気になれるということが議論されるほうがいいわけです。それでは、牽引役になり得ないのではないのですか。もっと規模を大きくしなかったらとか、いろいろ議論があっていいと思うのだけれども、どうもこの3点がそこに並んだだけで中身が見えない。文言がただ羅列してあるような状態では、2億円の補助の議論としてはなかなかしにくいと、こういうふうに私は思っております。 ですから、今まで私の経験にないような大型補助ですから、そこは目的はわかりました。しかし、そこに至るまでの経過と、それから中身については、市民の皆さんにも、あるいは他の事業者、業者にも、わかったと、俺も本当は希望したいのだけれども、今回はわかったというようなことが最小限できないといけないと私は思います。 二戸市政に対する信用、信頼、ここに戻るわけですから、不公平に見られたら藤原市政はつまらないのではないですか。一生懸命考えて、これだけの大きな補助事業で二戸を変えたいということであれば、中身については明確にして、そしてこれこれで期待できるし、私はそういうふうに考えたと言わないといけない問題ですよね。県がやったかのように書いてみたり、そうではなくて県が認定、承認するにしても、二戸市としては、さっき副市長が言った3社、ブロイラーなり製菓なりも含めてやっていくというようなこともせっかく言われているわけですから、ここに落ちついたということを説明していただければ、私はそれが将来にプラスになるものであれば、市民の皆さんもいろいろ意見はあるにしても、認められるというふうになると思うのだけれども、このままではだめだと思います。正直言ってこのままではわからない。 ○議長(菅原恒雄)  田中舘総務政策部長。 ◎総務政策部長田中舘淳一)  今3点のご質問だと思いますけれども、補足があれば担当部長のほうから説明になると思います。 私からは、大きなお話をちょっとさせていただきたいというふうに思います。資料の15ページのほうにこの事業が載せてあります。ここに書いている計画の概要というのは、先ほど言ったようにテロワールという考え方があるということで、今までつくっているテロワール事業の中で地元の宝をストーリーにして、そしてまちおこしをしていくというような考え方が1つあると。その中で、二戸市と、それから等というのは金融機関とも連携をとりながら製造ライン、保管庫を整備していくということで、下斗米の工業団地のほうに今南部美人さんの工場がありますので、そちらを増設していくと、出荷体制を拡充していくと。そして、市の酒米、それ以外もありますけれども、岩手県としての取り組みにも資するものになっていくと。そして、体験型観光、酒蔵ツアーとか、そして地元のレストランとかインバウンドにつながっていくというような交流人口の拡大ということを目的にすると。そして、まちづくり会社というふうに書いていますけれども、金田一温泉、宿泊施設もあって、そういったところにそういった酒蔵ツアーとか、いろいろな食べ物、この間金田一温泉でも、これは岩手日報さんのニュースというか、記事にも取り上げてもらいましたけれども、あそこで朝食会をやりました。そういったようなことで全部連動していって、交流人口を拡大していくというような形になります。 それで、1つは金田一温泉についてはまちづくり会社という考え方があるのですけれども、あそこについては出資をしながら金融機関も出資をするし、融資をしていただくという考え方になります。 今回の南部美人の件につきましては、大きく言うとハード部分が6億1,400万円ぐらいの総事業費になってくるのですけれども、この中で金融機関からの借入金が3億円ぐらいあると、3億円を超える額があると。ですから、慎重な審議、そちらのほうの認可がなければならないというようなことになっていきます。そして、当然自己資金と、そして補助金というような形がありますけれども、このハード事業が2年間の中で倉庫、それから瓶詰め設備、そして冷蔵、保管設備をつくっていくというような考え方になります。 これともう一つは、ソフト事業がここにくっついていきます。テロワール事業の中でマーケティング、市長が一般質問の中で答えましたけれども、観光の入り込み数といった部分についても戦略的にやっていかなければならない。今までの数字というのは、なかなか信頼性がなかった部分があって、そういった調査をしていく、インバウンドニーズ調査もしていくというような形の中で、これは3年間のソフト事業を組み合わせます。ハード事業は2年間ですから、債務負担をとってやるというような形になっていきます。 これによりまして、2分の1の交付税、地方創生の交付金がここについてくるということになります。ですから、2億円のうちの1億円が交付税というハードの部分についてはありますけれども、この中でその交付金の残りについて、これについては地方創生関連の事業として取り組みますけれども、9割を起債で賄うと。そして、起債のうちの交付税バック、交付税措置があると、3割方見込まれるということになります。よって、実質負担というのは7,300万円程度。ソフトにつきましては、3年間になっておりますけれども、こちらについても実質負担というのは690万1,000円というような形の中で、事業を有効に使って国の創生事業を入れていくと。 今まで市が単費で出してきた補助金というのは、一般質問の中で先ほど市長が答弁しましたけれども、そういった中で単費で出している部分があります。こちらについては交付税措置があって、起債の交付税バックもあるというふうな形で有利なもので、そして金融機関と一緒になってそういった対応をしていくと。新たなまちづくり会社をつくらなくても、牽引する企業が二戸市にはあると。その中に打診をしながら、今ちょうど増設をしようとしていたところにうまくマッチングをしたということなので、こういったことで有効に活用していきたいというのはこの考え方でございます。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  資料の10ページでお尋ねをしたいと思います。 今回生活保護の制度の変更に伴いまして、システム改修ということでございます。システム改修ですので、何が変わるのか、その変わることによる生活保護世帯への影響はどうなるかということで資料を求めたわけですが、まだ具体的な中身は、先週の段階では国のほうから示されていないということではございました。 ただ、生活保護基準の見直しに伴う影響額など、きょうの時点では国のほうからの示されたものがあるのか、また影響がわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  小野健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  きょう現在の時点でも基準額等の発表はございませんので、影響等がわかるといった状況にはありません。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  今回の制度改正といいますか、改悪だと思うのですが、それは生活保護基準を引き下げると。この間、引き下げが続いてきたわけですけれども、またさらに引き下げるということでは、最大5%減となる世帯があるだろうと。いずれ7割の世帯は何らかの影響を受けるというふうにも言われていますけれども、やはり国から示されるものがなければ、二戸市でおおよそどのくらいかというのも、そうすれば現時点では出ないということでしょうか。一般的な話でも結構ですけれども、市内の生活保護世帯への影響でもございますので、わかる分はお示しいただきたいと思います。 ○議長(菅原恒雄)  小野部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  おっしゃるとおり現行基準からマイナス5%以内にとどめるというふうな発表がございましたが、現時点で二戸市が該当する部分の基準額が発表になっていないので、どういうふうな影響があるかというのは現時点ではわかりません。 ○議長(菅原恒雄)  畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  資料の中には、今回の生活保護基準の見直しの内容を書いてありますけれども、一般低所得世帯の消費実態、年齢、世帯人員、居住地域別との均衡を図り、生活扶助基準の見直しを行うということで書いてございます。一般低所得世帯とのつり合い、均衡を図るということをするならば、とにかく低いところ、低いところに合わせていくということで、最低生活を保障しているはずの生活保護が、どんどんと生活できないような引き下げになるのではないかというのは国会でも言われているわけですが、今回5月には国連の人権問題での担当者のほうから、より低いほうに際限なく引き下げるということは、それでは健康で文化的な最低限の生活を営むことはできないのではないかということで、国連の担当のほうからも指摘されているような引き下げであるということでございます。国際的にも問題になっているような引き下げが今後10月から段階的に行われていくということは、大変問題であるというふうに私は考えておりますけれども、国際的な国連のほうからの指摘も含めて、担当とすればどう考えているのでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  小野部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  いずれ発表になっているものは、消費実態と基準額にばらつきがあるので、見直すといったようなことしか発表になっていませんので、議員ご指摘のようなことについては市の段階ではお答えできないかと思います。 ○議長(菅原恒雄)  ほかにないですか。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第9、議案第9号、平成30年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 資料の説明を願います。 小野健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  21ページをお願いいたします。議案第9号関係です。 診療所、工事請負費及び備品購入費の内容でございます。1、工事請負費の内容、(1)、建物内部改修工事。建具改修、冷房改修、電源改修、内装改修、各項目の内容については記載のとおりです。 (2)、外部改修工事。舗装改修、フェンス改修、外灯改修。 2、備品購入の内容です。医局・診察室・カンファレンスルーム用机、椅子、待合室ロビーチェア、カルテラック。 以上です。 新任医師が4月に金田一診療所に着任後早々に施設内の点検を行い、改善を要する箇所について、今回の議会の補正で対応させていただくものです。また、診療所内外の環境や設備等の改善とともに、医師は調剤業務について院外処方を希望しております。診療所として医業に専念することにより、患者さんへのサービス向上を図るとともに、より安全な薬の利用を促進するため、調剤業務の院外処方の実現に向けて取り組んでおります。 院外処方については、薬剤師会を通じ、現在1社から調剤薬局開設を希望する旨の連絡を受けております。調剤薬局では、診療所敷地内に設置を希望しております。市といたしましても、患者さんの安全、利便等を考えた場合、診療所敷地内への設置が望ましいと考えていることから、診療所の業務に支障がない場所への設置が可能か、調剤薬局が現在検討しております。 なお、院外処方実施に伴い、現在の薬剤室が不要となります。そこで、看護師が医師の診察前に患者さんから病状等を聞き取りすることにより、スムーズな診察となるようカンファレンスルームに改修することとしております。その改修費用も今回の補正予算に計上しております。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 畠中議員。 ◆12番(畠中泰子)  金田一診療所の敷地内に今後調剤薬局が設置される可能性が強いと思うのですけれども、その場合には、例えばあの敷地を使いますので、敷地使用料等を取って整備ということになるものでしょうか。いずれ金田一診療所の院外処方ということで、金田一診療所と密接な関係があるわけですけれども、そのあたりの費用負担といいますか、どうなるのでしょうか。 ○議長(菅原恒雄)  小野部長。 ◎健康福祉部長(小野一浩)  金田一診療所の敷地そのものは、現在借地となっております。調剤薬局がそこに設置するといった場合には、土地所有者に市のほうからは必要な部分を返還し、土地所有者から調剤薬局が借り受けるという格好で進んでいくものというふうに考えてございます。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第10、議案第10号、平成30年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 資料はございません。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 議案第1号から議案第10号までの以上10件は、お手元に配付してあります議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。 日程第11、報告第1号、二戸市ふるさと振興株式会社の経営状況についてを議題といたします。 資料の説明を願います。 陳場産業振興部長。 ◎産業振興部長(陳場範雄)  22ページをお願いいたします。報告第1号関係、部門ごと収支決算書(「天台の湯・かつら庵」、「物産センター」、「貸し館・駐車場)であります。 部門別決算額、区分、天台の湯・かつら庵、物産センター、貸し館・駐車場、1、売上高、2、売上原価、3、販売及び一般管理費、4、営業外収益ということで、それぞれ記載しておりますが、一番下の経常利益、天台の湯・かつら庵につきましては65万円のマイナスでございます。物産センターにつきましては463万1,000円、それから貸し館・駐車場につきましては419万4,000円のプラスということであります。 以上であります。よろしくお願いします。 ○議長(菅原恒雄)  説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  今回部門別に分けた資料をお願いして出していただきました。その狙いは、パークゴルフ場を開設したときに、そのことによる天台の湯への波及効果が見込まれるという、こういう経緯があったわけです。それらが今回の決算でどう生きているのかと、どう反映されているのかというのを知りたかったというのが1つであります。 あともう一つは、かつら庵が改修でなくなるわけです。これがなくなった場合の影響というのは今後どう出てくるのかということを知りたくて、分けてもらって資料要求をしたわけでございますが、ただ残念なことに、まずは細目の分がない決算書を提出いただいたということで、非常に分析しかねるというのが1つでありますし、もう一つは29年度、レジオネラ菌の休業期間があったり、物産センターは改修工事があったりして、通常の数字が反映されていないという残念な状況なわけでして、それで余り質問も意味がないかなという気が、資料をもらってから気づきましたが、具体的な数字とかなんとかまではいいのですが、さっき申し上げましたように、このパークゴルフ場の開設効果というのが天台の湯の経営にどうあらわれて、どういうぐあいに影響を与えているかと、現実にどうだったのかということ、かつら庵がなくなった場合にはどう影響するのか、収入、支出それぞれに。あそこはもともと赤字だったから、プラスのほうになるのかどうだかわかりませんけれども、その辺お伺いをしたいということです。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  天台の湯の経営状況でございますけれども、今ご指摘いただいたとおり、今回の経常利益マイナスの65万円というのは、確かにレジオネラ菌の基準値超えで、二戸保健所から入浴施設の自粛が要請されたということで、1月23日から3月15日までの52日間、入浴施設の営業を休止いたしました。その関係がやはり響いて、それは入浴のお客様だけではなくて、当然入浴ができないということは宿泊客も減少しているというようなことが響いているという分析をしております。 なお、ちなみに前年は経常利益が343万8,000円でございました。その前、27年度は208万4,000円でございました。そういうふうにパークゴルフの効果だけではないと思いますけれども、経営努力によりまして、過去2カ年は何とか黒字ということでございましたが、残念ながら休業した影響が響いて、今回マイナスになったというふうに判断をしております。〔鈴木忠幸議員「かつら庵は、影響は」と呼ぶ〕 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  かつら庵につきましては、当面今までどおりの営業ということで、営業的にいろいろプラス・マイナスはございますけれども、トータルで天台の湯、かつら庵ということで収支を見ておりますので、先ほど申し上げた過去2年間はプラスだったというふうに考えております。 ○議長(菅原恒雄)  鈴木議員。 ◆18番(鈴木忠幸)  簡単に教えてください。 かつら庵は、いずれあそこは別な用途に使ってなくすということの方針になっていますよね。まだ営業しているのでしたか。それはそれとして、だからこれはどういうぐあいに、なくした場合の影響というのはどうなるのですかということです。マイナスがふえるのか、むしろ経費が減ってプラスになるのかということです。 ○議長(菅原恒雄)  大沢副市長。 ◎副市長(大沢治)  現在までのところ収支バランスがとれているという状況でございますので、なくなったといたしましても、天台の湯、かつら庵の収支にはそんなに大きく影響するものではないというふうに考えております。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第12、報告第2号、二戸市一般会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第13、報告第3号、二戸市下水道事業特別会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第14、報告第4号、二戸市土地区画整理事業特別会計繰越明許費の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第15、報告第5号、二戸市水道事業会計予算繰越の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 日程第16、報告第6号、二戸市水道事業会計継続費の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(菅原恒雄)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。散会 午後 1時56分...